わたしの仕事、甲州水晶貴石細工は経済産業省に指定されています。子供の頃から近くで親がやっていた仕事なので普通の仕事だと思っていたのですが、この歳になってみると長年伝わってきた伝統を守っている素晴らしい仕事だと思っています。しかし現状をみると職人さんがいなくなっていて(40代以下は多分10人位)しかも技術(伝統的な貴石彫刻などの作品、仏像や器などの置物)は間違いなく若い人達に伝承しきれていません。先日、諸先輩がたの作品がのった古い本をみつけました。その中に素晴らしい作品がたくさん載っていて、率直に「ヤバイ」と思いました。。昔の人が、日々技術やデザインを競い合っていた情熱や姿勢がその本から伝わってきました。たぶん今の自分に出来ないものもあります。そんな事は許せません。めちゃくちゃやる気になってます。少し自惚れてた自分に反省してます。何年かしたら本当に職人はいなくなると思います。確かに滅んでいる理由は時代のニーズにあっていないのかもしれません。しかし守らなくてはいけない事だと思 います。それに技術を守るために若い人も育てなくてはなりません。そう思ってます。ながなが書いてしまいましたがそんな事を思っているので書きました。頑張ります。
僕の想う父の傑作のひとつ
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