宝石彫刻家の日々

めずらしくセミナーに参加したら

今日は工業技術センターの宮川さんと県産業支援課の古屋さんによるイタリア、フランスの視察の情報やデザイン事情についてのセミナーがあり彫刻組合の若手として参加してきました。たくさんの日本の企業がヨーロッパの展示会に出展してる成功例や問題点、今後の課題などの話しを聞き前々からヨーロッパの展示会に興味があったので非常に参考になりアッと言う間の２時間でした。とくに僕はよく展示会にでる事で満足してしまうタイプの人間なのでその辺の事も日本企業にありがちな問題として話していました(反省)。。。結局はパッションなんだとも言ってましたね。「フランスなどの展示会にでることが現実的に無理だとしても目標として想うだけでも楽しいじゃないですか。がんばってください」って、その通りだと思いました。県の方々って堅い感じがしますが非常にデザインが好きでよく勉強してるなぁと感じます。むしろ僕らの方が勉強不足のような。。。最近、人の話を聞いてやる気になることが多いです。何かのお告げかも。今日も「人に評価されたいと思いすぎ。本気で作りたいものを作らないと 人には伝わらない。でも詫間さんは一回落ち着いて考えれば大丈夫だ」って言ってくれた人がいます。いいこと言いますよね。本当にありがたいと思います。

　　　　石和にある山梨伝統産業会館

　　　工業技術センターの宮川さん

奥でしゃべっているのが産業支援課の古屋さん

ボンマルシェ

今日は県の尾崎さん、塩沢さん、内藤さん、古屋さん（アイウエオ順）と商工会議所の鈴木さん、宝石職人の小松さん、大寄くん、ぼくの八人で今後の山梨の宝飾について話し合いました。って言うよりもお酒を飲みました。皆さんで山梨の研磨の現状などの話で盛り上がりました。素晴らしいことだと思います。（僕も少し飲みすぎて舌がまわってしまい後で反省。。。）若手？として参加しているアラフォーの僕ですが山梨の貴石彫刻の存続の為に頑張りたいと思います。

　　　　手作りの野菜がおいしかった

　甲府の中心にあるお店。　閉店後の写真

オブジェの途中経過

毎日トラブル続きでなかなか進みませんが、とりあえず３日間の成果です。と言っても完成がわからないですよね。お楽しみに。

　　　　　　　マイヘルメット

輝きのスポット

今月から甲府駅の北口にできる「輝きのスポット」水晶ディスプレイの製作に参加しています。参加人数は全部で１０人。約１ヶ月間北口に通う予定です。完成したらぜひ見に行ってくださいね。あ〜首が痛い。。 ちなみに別件ですが先日のNHKの取材の様子が今日の夕方6時からのまるごと山梨で放送されます。僕はあまり出ませんが同じプロジェクトの仲間がでますよ。

 

 

桜の香合

オニキス(黒メノウ)に桜の柄を象嵌した香合です。象嵌とは、石を掘り込んでそこに違う色の石を埋め込んで柄を作ることです。結構難しいことなんです。香合とは香を収納する蓋つきの小さな容器の事で、茶道具の一種です。僕たちの仕事では、よく茶道具なども作ります。あと頻繁に作るものは仏具やお守り的な物ですね。ちなみにオニキスという石はあまり厚みがとれません。１０㎜以上は結構きびしいです。豆知識。

 

結婚式

昨日はもう十年くらいの付き合いになる上島くんとまりっぺの結婚披露宴でした。２人は僕の親友の会社の同僚。最初に２人が付き合ってる事を聞いたときには驚かなかったけど、うえじとまりっぺがもう３０歳と２８歳だって事の方が驚きですね。上島くんは今は独立してsandyclauseというブランドをやっています。２人ともオシャレでとてもお似合いなカップル。披露宴の最後の挨拶も素晴らしかったな〜。かなり感動しました。お幸せに。

山本さんの祝辞。かなり緊張してましたね。

　　沼きち（あだ名）の挨拶中にカンペ

 

 

山梨県水晶彫刻協同組合総会

今日は古名屋ホテルで水晶彫刻組合の年に一度の総会でした。たくさんの組合員が集まります。今や若い組合員も減っていますし初参加でしたが行ってみました。総会のあと若手の組合員だけで別の店に行き、これからの組合についてベロンベロンに酔っ払いながら話し合いました（最後の方は八割がた何を言っているのか解らなかった）。若手が集まることもあまりないので業界の存続のためにはよい事だと思います。

 

　　　　真剣な話の時にパシャリ

　　　　　　　　　　　懇親会

奥左から二郎くん、亘、大寄くん、 手前左がいたるくん、陽一くん。

たまにはまじめな話

わたしの仕事、甲州水晶貴石細工は経済産業省に指定されています。子供の頃から近くで親がやっていた仕事なので普通の仕事だと思っていたのですが、この歳になってみると長年伝わってきた伝統を守っている素晴らしい仕事だと思っています。しかし現状をみると職人さんがいなくなっていて(４０代以下は多分１０人位)しかも技術(伝統的な貴石彫刻などの作品、仏像や器などの置物)は間違いなく若い人達に伝承しきれていません。先日、諸先輩がたの作品がのった古い本をみつけました。その中に素晴らしい作品がたくさん載っていて、率直に「ヤバイ」と思いました。。昔の人が、日々技術やデザインを競い合っていた情熱や姿勢がその本から伝わってきました。たぶん今の自分に出来ないものもあります。そんな事は許せません。めちゃくちゃやる気になってます。少し自惚れてた自分に反省してます。何年かしたら本当に職人はいなくなると思います。確かに滅んでいる理由は時代のニーズにあっていないのかもしれません。しかし守らなくてはいけない事だと思 います。それに技術を守るために若い人も育てなくてはなりません。そう思ってます。ながなが書いてしまいましたがそんな事を思っているので書きました。頑張ります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　僕の想う父の傑作のひとつ

年に一度の集まり

昨日は先輩方と友達の塩沢くんの５人で今後の宝石業界について話し合いました(ウソ)。と言うよりもただ単に、年に一回か二回くらい集まって飲むと言う感じの会に行ってきました。すごく尊敬している先輩達なのでいつも勉強になります。本当にありがたいです。

　　　ここはおすすめ。安くておいしい。

左から河野さん、野中さん、親友のしお、三枝さん。

水晶のスカル。

こちらも完成。まだまだデザインとしては完成されていませんが結構かっこいいです。自信作。自分用も作りたいです。