長野県塩尻にあるセイコーエプソンさんを見学させていただきました。超巨大企業なのでかなり機械の自動化が進んでいると思っていたのですが、ほとんど人の手で作られていました。人間の技術って素晴らしい!がんばれオレ!甲府のJCの方々、関係ないのに誘っていただきありがとうこざいました。セイコーエプソンの方々も親切にありがとうこざいました。いつか時計を買うときはセイコーの時計にしますね。
1500万円の時計。
記念撮影の写真をパシャリ。
香炉のつづきです。外観のいらない部分をダイヤモンドのカッターで切り落としていきます。だんだん薄くなっていくので割れないように気をつけながらの作業。その後は細工台で研磨します。ここからは経験と感覚で地道にコツコツと。つづく
先日の香炉の途中経過を紹介します。まずは傷やひび割れなどをよけて石取りをします。そして穴を2カ所くらいあけ(香炉の中を先に仕上げる為)二番目の写真のようにタガネで叩いて いくと三番目みたいに穴があきます。穴がなあいたらひたすら細工台で削り、中が仕上がったら外側の仕上げにいきます。つづく
穴を開けるのに時間がかかります。
ここまでは翡翠なんですが・・・。
すみません。都合により石を変更しました。
おかげさまで翡翠の香炉が売れました。有り難いことです。なので父親がまた違う翡翠の作品を作り始めました。また忘れないように写真を撮って経過を更新しますね。徐々に出来上がっていくのを楽しみにしてください。
翡翠の原石
完成図
今日はオニキスの腕輪を作ってます。(普通の円柱です)。意外にこう言う注文の方が難しいんですよ。オニキスは黒色なので光が当たると歪みがすぐにわかってしまいます。なので丁寧にしあげなければなりません。丸いものは丸く。四角いものは四角に。こつこつと。。。難しい。。。
これ僕の腕には入らないですね
前にやっていたドクロの磨きが仕上がってきました。予想以上にカッコ良くてびっくりです。まだ完成ではありません。
仕事の事も書かないと、と思いつつ、何故かプライベート系のブログになってしまいました。。。反省。久しぶりに加工について説明します。みなさん、どうやって石に穴をあけるかご存知ですか?一番多いのがこの質問なんですよ。答えは超音波です。穴をあけたい大きさの針に超音波振動を送って、そこに研磨剤と水を流し込むんです。この機械があればほとんどの石に穴があけられますよ。
超音波穴あけ機
前回、途中まで作っていた水晶のスカルリングを磨く工程です。日本の貴石彫刻では、最終的に木で磨きます。石と木のコマの間に研磨剤をうまい具合に流して、擦りながら磨くんです。工程は、石どり→荒削り→本ズリ→木ゴマ磨き→磨きの順に作るのですが、今は4番目の木ゴマ磨き中。作る事より磨きの方が時間がかかります。
水晶が緑色に見えるのは、地金と水晶を仮接着しているから。
今日は水晶で髑髏(ドクロ)のリングを作っている過程を説明したかったのですが、途中の写真を取り忘れてしまい、次の写真が一気に磨く手前までいってしまうというミスを犯してしまいました。。。一応、写真はのせますけど、、。完成したら、後日報告します。
silverの指輪と水晶。コレは削る前の石取り段階
まだ、完成ではないです。磨く手前。
今日は仕事が終わってから宝石専門学校で、高度技術専門コースというプロ向けの夜間学習プログラムに参加してきました。今回の参加人数は8人。このプログラムは簡単に言うとシミズ貴石の清水幸雄氏から宝石のカットを教わるというものです。清水先生は小さな石を手でカットしてしまうのですが(手ズリのカットができるのは日本人だけ)、これがまた難しいなんてものじゃなくて、はっきり言って無理です。僕は普段、宝石の彫刻をしているのでカットは専門外なのですが、この違いはこれからのブログで徐々に説明していきたいとおもいます。みなさん、この手ズリのカットを生でみたら開いた口がふさがらなくなりますよ。
機械ずりカット
右側の人が清水幸雄氏