宝石彫刻家の日々

ワニ柄

瑪瑙(メノウ)にワニ柄の加工をしたリングとそのまんまのワニです。なかなか格好いいと思ってます。今度自分用を作ろうとおもってます。そして、明日は代々木体育館で行われているroomsとお台場のビックサイトで行われているJJFに行く予定です。なので今日はガンガン仕事を片付けないと。。。もう８月も終わり、はやい。。。。

石の話

カルセドニーと言う石があります。カルセドニーとは瑪瑙(メノウ)の事。その中でもブルーカルセドニーは独特な色をしていて好きです。瑪瑙という石はだいたい「染め」という技術で染色されていることが多いのです。みなさんご存知のオニキスなんかはほとんど染められている石なんです。そしてブルーといっても色々な青があり色によって呼び方が違う物もあります。もちろん天然の色の瑪瑙はお値段も…(もちろん染めでも希少性が高いものもあります)。みなさん、ただ単に瑪瑙といってもたくさんあって奥が深いもの。最近は腕輪みたいなのをよく見かけますが、購入の際はよく見て買ってください。

　　　　これは天然の色。すばらしい色です。

 

瑪瑙は液体に浸け込んだ石を高温で焼いて化学変化させて色を染めるらしいです。

これは染め。左はシーブルーカルセドニーと呼ばれている。右はかなり濃い青。ともにドイツ産。

カメオ制作のDVD

前に見学させていただいたドイツカメオの会社の社長が制作工程のDVDを貸してくださいました。日本の貴石彫刻の違い(道具や加工工程)などの話は聞いていたのですが映像で見るのは初めて、とても勉強になりました。ますますドイツに行ってみたいと言う思いが強くなりました。そして先週末は恒例の同級生の無尽でわたくしお得意の「なおはる」へ。６人だけでした。こられなかったメンバーは週末出張ばかりで大変らしいです。。。ぼくも休みなし。みんな頑張ろうなぁ！

 

学生見学

昨日、宝石美術専門学校の生徒さん３人が見学にきました。勉強熱心で素晴らしいです。僕は技術的な事と業界の事をいつも話すんですがなるべくこれからの人達に暗い話はしないようにしています。ただ彫刻と言うといつも作品みたいなものを作っていると思われがちなのですが、意外に地味な事など、なるべく現実的な話はしますけど（たいしたアドバイスは出来ない）。。。最近思うのは、僕のような職人は実際に買ってくださるお客さんとの距離が遠過ぎる(知らない間にあまり考えなくなってる)気がします。今からの時代はもっと近づく(例えば作った物を自分で売る)時代になると思います。学生のみなさん、やる気さえあれば、やり方さえ間違わなければ必ず楽しい仕事だと思いますよ。がんばれ☆

メノウカメオの原石

メノウカメオの原石です。色がかわっている所(層)を狙って石取りをし、白い部分を使ってあの綺麗な図柄を彫っていくんです。なかなか石も貴重なんですよ。最近はメノウカメオよりシェルカメオ(貝で作ったカメオ)の方が人気があるらしいのですが、本当にドイツのカメオは素晴らしいです。ちなみに僕は決してカメオの会社の回し者ではありませんよ。。

打ち上げ＆モニュメント公開

日曜日に石和にある瑰泉（かいせん）に行ってきました。北口のモニュメント制作の打ち上げです。総勢15名。みんなはマッサージ。僕だけアカスリ。瑰泉でのアカスリは初めてでしたが、普通パンツをはきますよね？なんとフル○○！最後はなれましたけどね。。。僕はあまりアカがでないタイプなのですが、今回はメチャクチャでました。アカスリ最高。皆さん、半年に一回はアカスリをしましょう。ところで、明日から北口のモニュメントが見れますよ。ぜひ見にいってくださいね。